Contents
妊娠糖尿病について
私が糖質制限し始めたきっかけは、2人目を妊娠した時にわかった妊娠糖尿病です。
妊娠することはもちろん、喜ばしいことです。
「妊娠は病気ではない」っと言われていますが、病気ではなくても、ものすごく大変です。
妊娠することにより、ホルモンバランスも変わり、お腹が大きくなれば腰も痛いし、お腹の痒みも酷いし、車の乗り降りも大変、何か拾うのも大変、とにかく大変続きです。
普通の妊婦生活自体が大変なところにもってきて、そこにプラスして妊娠糖尿病にかかり、精神的にも肉体的にもかなりやられました。
今回は、そんな妊娠糖尿病の体験談をご紹介したいと思います。
妊娠糖尿病とは?
妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めてかかる糖代謝異常です。妊娠すると、胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリン抵抗性が強くなり、高血糖になりやすくなります。
一般的には、出産後には正常に戻ると言われていますが、妊娠糖尿病にかかったことがある人は、将来的に2型糖尿病になりやすいと言われています。
妊娠糖尿病の検査
私は、2人目を妊娠中、27週目に入った頃、75g糖負荷試験を行いました。空腹状態で75gの砂糖が入った甘い飲み物を飲んで1,2時間後採血をするというものです。
結果、空腹時は正常だったのですが、1,2時間後の血糖値が高く妊娠糖尿病と診断されました。
食事管理
私が産んだ病院では診断を受けてまず始めに、妊娠糖尿病の説明と栄養管理士の講義に参加し、どのような物を食べていいのかなどを聴きました。
その後、血糖値を測定する機械の説明もされ、その日から早速、食事管理と血糖値の測定のスタートです。
もし、食事管理で血糖コントロールが難しければ、インスリンを打つという選択肢になります。
私はなるべくインスリンを打ちたくないという気持ちがあり、徹底した厳しい食事管理をしました。
食事内容は、炭水化物の量を決められ、市販された甘いものも禁止(食べたとしても砂糖なしの市販されたビスケットを食間に2枚)など本当に制限が多く厳しいものでした。
更にストレスになったものは、朝、昼、晩の食前と食後2時間後に自分で血糖値の検査をすることです。血糖値キットがあり、専用の針で指をさして血を出し数値を測る。それを合計6回針をさしチェックをして渡されたノートに記入する。
何と言っても、2時間後に測るため、常に時間のチェックをして気にかけなければならないことが嫌でした。特に、外出先ではストレスでした。
他にも、好きなだけ炭水化物、甘いものが食べれないという辛さに、泣いたこともよくありました。ただでさえ、妊娠中は無性に甘いものが食べたくなるしお腹がすきます。それを我慢しているのがストレスで、なぜ、他の妊婦さんは好きなだけ食べていいのに、私だけ?とうつ状態にもなりました。
でも、そんな時、同じ妊娠糖尿病にかかったことがある日本人のママ友と出会い、色々なアドバイスやレシピを教えてもらったりしました。
やはり、同じ立場の人でないと、その大変さ、辛さは本当にわからないと思います。
かかったことがない人から見ると、「大変だねー。私には無理!」っと言われ。。
「私だって普通に甘いものも食べたいし、お米も麺も色々食べたいよ!」っと内心思ったりもしました。
我が子に感謝
しかし、ポジティブに考えれば、お腹の子が自分の弱いところを教えてくれたと思っています。
確かに、妊娠糖尿病にかかる前は、体重管理は厳しく自分なりにしていましたが、糖質の量は気にしたことがありませんでした。
昔から特にフルーツは大好きで、フルーツは体にいいし!っと好きなだけ食べていました。
炭水化物も甘い物も好きなので、「前みたいな食生活を続けていたら、将来、絶対に糖尿病になるよ」っと我が子が教えてくれたと思っています。
因みに、自分自身の体型は痩せ型で、まさか自分が妊娠糖尿病になるとは思ってもいませんでした。妊娠中、体重管理ばかり気にしていましたが、もっと根本的な食生活が一番大事ということにも気づかされました。
実際に妊娠糖尿病になり、産後の検査でも食後高血糖ということがわかり、今でも食事管理をしています。本当に妊娠をきっかけに我が子に救われたと思っています。
もちろん、妊娠糖尿病になり辛くて挫けそうになったりもしましたが、お陰で糖尿病に関して、また食事の栄養面の知識が増えた分、我が子の食事に関しても心掛けて与えることができているつもりです。
まとめ
妊娠糖尿病は、精神的にとても辛いものですが、その一方で食事管理の見直しを自分でできることに繋がり、他の人に比べて健康面を意識することができます。
今まで、甘い物やフルーツを沢山食べたり、炭水化物だけでお腹いっぱいにさせていた食生活ともサヨナラすることができるチャンスだと逆に思って、妊娠糖尿病に立ち向かうと気持ちも楽になるかと思います。