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【正しい食習慣を身につけて糖質制限を】
難しい理屈よりもシンプルに、糖質漬けの食生活から抜け出すこそ、重要ではないでしょうか?せっかく糖質制限を始めながら、三日坊主で挫折してしまう方がいらっしゃいますが、きっと、肥満症や糖尿病の本当の恐ろしさを正確に理解していないためでしょう。挫折の理由は、お酒がやめられない、白いごはんにラーメン、そして甘いお菓子類をやめられないといったものです。これは中毒と言った方がいいかもしれません。分かっていても抑えられないからです。
糖質制限を始めて数日で挫折した場合、少し痩せ始めた身体が、再び高糖質の食事をとることで、肥満ホルモンが大量に出て、脂肪を溜め込む体質に戻ってしまいます。体内には、食欲を抑制するホルモン、食欲を増進させるホルモンがあります。このホルモンのバランスが崩れて、脳が過食や偏食の指令を出して太りやすくなるわけです。そこで、糖質制限を長期に続けるコツを考えてみましょう。
ご自分に合った食習慣を
ご自分のライフスタイルに合った食習慣をつけましょう。全て駄目ではなく、時には食べたい物を、量を考えて摂る、その後は糖質をカットするやり方であれば挫折率も少なくなるはずです。とにかく厳しい制限をするのでなく、無理のない食習慣を作るのが長く続ける秘訣です。
長く続けるルール作り
①野菜ダイエット
1日に350~450gを目安にしてできるだけ野菜を毎食摂るようにします。まずは、食物繊維の豊富な野菜から食べることをおすすめします。これは、主食を減らす野菜ダイエットになります。
②お豆腐ダイエット
お豆腐は、超健康優良食品です。薄揚げ、厚揚げも使ったお料理を毎日積極的に摂るようにしてください。主食の代わりになり、お豆腐ダイエットになります。
③カラーダイエット
主菜、副菜にはいろいろな食品を摂りましょう。
赤色の食品は、トマト、赤ピーマン。オレンジ色は、ニンジン等。黄色は、パブリカ、ゆず、レモン。緑色は、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、キュウリ等。青色は、青色の魚、サバ、イワシ等。紫色は、ナス、ブルーベリー。白色は、大根、白菜、ニンニク、タマネギ等、茶色は、シイタケ、玄米等。黒色は、昆布、ワカメ。これらの色の食品を摂ることでビタミン、ミネラル、タンパク質など、バランスの良い食事になります。
④夕食ダイエット
夕食の主食は、必ず制限し、主菜、副菜をたっぷり摂ることが大切です。主食及び糖質の高い食品は、制限とほぼ完全にカットして野菜にお豆腐を中心にした食材に限定し、魚類やキノコ類を多用します。結果的には、最初の3週間で血糖値は下がり始め、4カ月目に血糖値が正常値に安定、体重も減少し、中性脂肪、コレステロール値も下がりました。
皆さん、身体には習慣回路という神経回路があり、新しい習慣を続けていると、自動的にこの回路ができると言われています。この回路ができるまでには、最低でも1カ月はかかります。この糖質制限という習慣をまずは1カ月続行させてください。そうすれば、身体にとって望ましい習慣回路となり定着し、糖質オフの食事が普通のパターンになります。
まとめ
いかがでしょうか?肥満は生活習慣病を発症するリスクが高く、なかでも糖尿病が進むと全身の血管が傷んで命取りの大病を招くリスクも高くなります。この際に、徹底的な糖質制限して身体の習慣回路を定着させてみてはいかがでしょう。